井戸

odoruの商品は、革小物を製作する家系の井戸家三代目、井戸啓晶氏が率いる職人たちが手がけます。井戸家は日本の職人技術である「切れ目」という仕上げの語源となった家系です。
井戸家の最大の特長は、切れ目仕上げを施したコバ本磨きの美しさにあります。国内最高峰の職人であるからこそ実現できる造形美と機能美。革製品は飾りではなく、ご愛用される方とともに成長し、完成されるものです。
修行、世襲、経験に裏打ちされた確かな技術を持つ、井戸の職人でなければ知りえない素材の見極めと仕立ての絶妙なバランスをあわせ持つ製品は、日本製ならではの機能美と使いやすさを実現しています。

代表取締役/井戸啓晶(いどひろあき)
2023年に他界した父、井戸辰夫氏の革小物製作技術の伝統を継承。株式会社井戸を引き継いだ、至高の革小物職人です。

組み立て
組み立ての工程では、表革と内革に紙の芯材を挟んで糊で貼り合わせます。厚くなり過ぎず、かといって強度が下がらないように調節するのがポイントです。

縫製
組み立てた革は、ミシンで縫い合わせていきます。細かく、等間隔で刻むステッチの美しさが、製品の美しさの要となっています。

念引き
念引きには電気ネジ念を用い、迷うことなく外周に美しい線を引いていきます。

コバ磨き
糊やトコノール(仕上げ剤)を塗り、スリッカーでコバを磨きます。この作業により、井戸家伝統の「切れ目」仕上げが完成します。